こんにちは、皆さん!徳島県小松島市にある歯医者、須原歯科医院のブログにお越しいただきましてありがとうございます。 今回は「高齢者が選ぶべき入れ歯とメンテナンスの方法」についてお話しようと思います。
年齢を重ねるにつれて、歯の健康が気になり、入れ歯の使用を考える方が増えてきます。しかし、「どの入れ歯を選べばよいのか?」「入れ歯の正しいお手入れ方法は?」といった疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、高齢者に適した入れ歯の選び方と、長く快適に使うためのメンテナンス方法について、分かりやすく丁寧に解説します。
入れ歯の種類と特徴

入れ歯にはいくつかの種類があり、それぞれに異なる特徴があります。自分に合った入れ歯を選ぶために、まずは基本的な種類を知りましょう。
① 総入れ歯(フルデンチャー)
歯が一本も残っていない場合に使用する入れ歯です。一般的なレジン(プラスチック)製のものに加え、金属床のタイプもあります。金属床の入れ歯は薄くて丈夫で、熱が伝わりやすいため、食事の温度を感じやすいという特徴があります。
メリット
- すべての歯がなくても噛む機能を補える
- 金属床は耐久性が高く、食事の温度を感じやすい
デメリット
- 初めて装着すると違和感を感じることがある
- レジン製は厚みがあり、口腔内で違和感を覚えることがある
② 部分入れ歯(パーシャルデンチャー)
一部の歯が残っている場合に使う入れ歯です。金属のバネ(クラスプ)を残っている歯に引っかけるタイプや、目立ちにくいノンクラスプデンチャーがあります。
メリット
- 失った歯の機能を補いやすい
- 天然の歯をできるだけ残したまま使用できる
デメリット
- 金属のバネが目立つことがある(ノンクラスプデンチャーなら目立ちにくい)
- 残っている歯に負担がかかる可能性がある
③ 金属床入れ歯
金属を使用した入れ歯で、主に総入れ歯や部分入れ歯の床部分に使われます。レジン製よりも薄く、口の中での違和感が少ないのが特徴です。
メリット
- 耐久性があり、長持ちしやすい
- 食事の温度が伝わりやすく、味覚を損ないにくい
デメリット
- レジン製より費用が高め
- 金属アレルギーのリスクがある
入れ歯の正しいお手入れ方法

入れ歯を快適に長く使うためには、毎日のケアがとても大切です。以下のポイントを守り、清潔な状態を保ちましょう。
① 毎日の洗浄
入れ歯には食べかすや歯垢が付きやすいため、毎日しっかり洗いましょう。
● 食後は水で軽くすすぐ
● 入れ歯専用のブラシで優しく磨く(普通の歯ブラシでは傷がつくことがあります)
● 研磨剤の入っていない専用の洗浄剤を使う
② 就寝時の管理
夜寝るときは、入れ歯を外すことで口の中の健康を守ることができます。
● 水や専用の洗浄液に浸しておく
● 乾燥しないように気をつける(乾燥すると変形する可能性があります)
③ 定期的な歯科受診
入れ歯は時間が経つと合わなくなることがあるため、定期的に歯科医院で調整することが必要です。
● 6ヶ月ごとの定期検診を受ける
● 違和感があればすぐに相談する
自分に合った入れ歯の選び方
自分に最適な入れ歯を選ぶために、次のポイントを考えてみましょう。
● 快適な噛み心地を求めるなら金属床の入れ歯
● 費用を抑えたい方はレジン製の総入れ歯
● 見た目を重視したい方はノンクラスプデンチャー
入れ歯は毎日の食事や会話に大きく関わるため、適切なものを選び、正しいケアを続けることが大切です。
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。徳島県小松島市で入れ歯に関するお悩みがある方は、ぜひ須原歯科医院までご相談ください!